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国産の料理道具・厨房機器のお店 “つきじ常陸屋” | 東京・築地にある料理道具店です。家庭用キッチン用品からプロ用品、業務用厨房機器などを取り扱っています。
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「春が始まる日」立春

「春が始まる日」立春

こんにちは。

今年もはや1ヶ月が過ぎましたが

いかがお過ごしですか?

インフルエンザが猛威を振るい、

北陸では記録的な豪雪、

東京でも30センチ越えの大雪。

体調を崩されてる方も多いのでは

ないでしょうか。

これほど春が待ち遠しい年はないですね。

 

さて2月4日からは二十四節気の

「立春」です。

 

立春とは

・春が始まる日

・春の気配を感じられるころ

・冬と春の別れ目

 

二十四節気が中国で作られたもので

日本の四季とはズレがあるので

春が始まる日、と言われてもこんなに

寒くてはピンときませんよね。

 

立春の前日は「節分」です。

でも本当は立春、立夏、立秋、立冬の前日

の年4回あるんです。

立春は二十四節気の1番目で

1年の始め(正月)のような意味を持っていた

ので2月の節分は重要視されてたのですね。

 

節分といえば「恵方巻き」

歳神様のいる恵方に向いて太巻きを

切らずに無言で食べる風習ですが

ここ数年はスーパーやコンビニの

競争もすごいですね。

 

私は今年はこちらを使って太巻きを

作ってみました。

 

マジック太巻き寿司型です!

 

はじめに酢めしを半分くらいつめて

好きな具材を入れ、上から酢めしを

ケースいっぱいまで詰めます。

あとは、ふたをしてキュキュっとポン

 

海苔をまいたら出来上がり!

なんのコツもいりませーん(笑)

 

これならお子さんでもカンタンに

作れるので好きな具材を用意して

一緒に作ったら楽しいですよね😊

 

握り寿司型もあるので、ひな祭りや

こどもの日にお寿司パーティは

いかがですか?

 

まだ寒い日が続いてますが

築地、浅草にお越しの際は

ぜひお立ち寄りくださーい

 

寒の入り「小寒」

寒の入り「小寒」

 

あけましておめでとうございます。

新しい年がはじまりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

毎年、年末の忘年会そしてお正月と

ひたすら食べているような…

休みでしたが胃腸はフル回転です。

 

さて、1月5日から19日までは

「小寒(しょうかん)」となります。

「寒の入り」といわれ、

これから更に寒さがいっそう

厳しくなります。

この日から節分までを「寒の内」

といい、寒が明けると「立春」

となります。

 

年末年始は天気が荒れてましたから、

まだ寒さは本番ではないの!?

と思ってしまいます。

予報でも寒くなるので暖かい服装を

と言っていましたね。

 

この時期にはいろいろな行事があります。

 

1月7日は「人日(じんじつ)の節句」

七草の粥を食べて、一年の豊作と

無病息災を願います。

正月の食べ疲れをいたわってくれます。

 

11日は「鏡開き」

年神様に供えた鏡餅をお下がり

としていただきます。

お雑煮やおしるこなどにして食べ、

家族の無病息災を願う行事で、

一般的には11日に行います。

 

15日は「小正月」

松の内に忙しく働いた女性をねぎらう

意味で「女正月」とも言われます。

鏡開きの餅をいれた小豆粥を食べ、

無病息災と五穀豊穣を願います。

 

お雑煮やおしるこなど、

1月はお餅を食べることが多いですね。

お餅はもともと正月や祝い事などの

「ハレの日」の特別なもの。

日本人の行事にはかかせない食べ物です。

 

いろいろ食べ方がありますが、

私は醤油をつけて海苔を巻く磯辺が好きです。

 

 

昔、友だちの家にいったときに

砂糖醤油で出てきたことがあり、

とてもびっくりしました。

祖母は新潟の出なのですが、

そちらはザラメと醤油だそうです。

他にも納豆餅、きな粉餅、くるみ餅など

地域で食べ方や好みがあるみたいですね。

 

焼き網でお餅を焼くのは

ちょっとした楽しみでもあります。

だんだとふくらみ、

焦げ目がついてくる。

ここにも焦げをつけたいからと

場所をかえたり、ひっくりかえしたり。

 

 

ぽんぽこりんになったお餅をみながら、

もういいかなと思うけど、

われてぷくっとふくらむのを

見とどけてしまいます。

油断すると網にくっついてしまい

大変なんですけどね。

某CMで(パンですけど)焼き上がりを

ちょっとわくわくしながら

まだまだと待っている気持ちは

よくわかります。

 

そのあと海苔を炙り、いただきます。

 

常陸屋で人気の

このセラミック焼き網は

お餅や海苔だけでなく、

パンもおいしくトーストできますよ!

遠赤外線の効果で外は香ばしく、

中はふっくらしっとりと焼き上がります。

 

まだまだ寒い日が続きますので、

体に気をつけておすごしください。

無病息災を願う「冬至」

無病息災を願う「冬至」

こんにちは。

12月も半ばを過ぎて

今年もいよいよ押し迫り、

なんとなく気忙しくなってきました。

年賀状の準備に大掃除におせちの準備、

毎年余裕をもって始めようと思うんですが

毎年思うだけです(笑)。

 

さて12月22日は二十四節気の

「冬至」。

暦の上ではちょうど冬の真ん中に位置し、

一年のうちで最も昼が短く夜が長い日です。

 

冬至には「ん」の付くものを食べると

縁起がいいとされています。

これは「運盛り」と呼ばれ「運」を

呼び込めると言われています。

とくににんじん、だいこん、れんこん、

いんげん、ぎんなん、きんかん、うどん、

かんてん、など「ん」が2回付く食べ物は

「運重ね」と言われ、

運が二倍呼び込めるとされています。

 

その中でも冬至といえばなんといっても

「かぼちゃ(なんきん)」ですね。

 

かぼちゃの異名「南京」は陰(北)から

陽(南)へ向かう事も意味しているため、

縁起が良いとされていました。

 

かぼちゃの旬は夏ですが、

長期保存がきき

ビタミンAやカロチンなどが豊富で、

冬に栄養を摂るのに最適な食材です。

 

特に今年はかぼちゃが豊作で

近年まれにみる安さだそうです。

確かに、私も安くて立派なかぼちゃを見ると

手に取らずにはいられませんでした!

 

かぼちゃだけの煮物も好きですが

私はこの「かぼちゃのいとこ煮」が

大好きでよく作ります。

小豆の赤は太陽を意味する魔除けの色で

冬至に食べると厄払いの意味をします。

 

冬至は冬の寒さが最も厳しい時期です。

かぼちゃを食べてゆず湯に入り、

身を清めて体を温め栄養をつける。

無病息災を願う先人たちの知恵ですね。

 

まだまだ寒さが厳しくなって参ります。

みなさまも年末年始に向け、

お体には十分お気をつけて

良いお年をお迎えくださいませ。

 

 

「大雪」と、包丁のはなし

「大雪」と、包丁のはなし

みなさまこんにちは

12月7日は、二四節気の大雪(たいせつ)です。

山だけではなく平野にも雪が降る季節。

 

わたしは東北出身なので、

もう今の時期には雪が降っていますが、

ここ東京は雪が降らないですね。

 

浅草店で研ぎを担当しているので

年末にかけて、研ぎの依頼が増えてきました。

今回は家庭の包丁の切れ味を

長もちさせる秘訣について、

お話しします。

 

大まかに包丁の切り方は、

押して切るトントンと音をたてて切る方法と、

のこぎりのように引いて切る方法とがあります。

 

包丁の刃は

目には見えないのですが、

ギザギザの状態になっています。

このギザギザ刃が、

トマトなどの柔らかい食材の皮に刺さり、

滑ることなくスーっと切れるのです。

しかしトントンと音をたてて切ったり、

まな板を直接引き切りすると

ギザギザが取れるのが早まります。

それでも、玉ねぎやニンジンなど、

トントンと音をたてて押し切りする食材は

十分に切れます。

 

切れ味をより長く持たせるには、

包丁は二本用意し、

一本は柔らかい食材専用とし

切れなくなったら押し切り用にし、

今まで押し切り用で使っていた包丁を研ぐ

この繰り返しが、包丁の切れ味を持たせるコツです。

 

年の暮れ、おせちの準備も

よく切れる包丁を使って、

気持ちよく新年を迎えたいもの。

12月いっぱいは、月・木曜以外は

浅草店に研ぎ師がおりますので、

13:00~17:00くらいでしたら、

一時間ほどでお渡しできますので、

是非ご利用ください!

混雑時や、和包丁、特殊刃物は

お時間をいただきますので

どうぞご了承くださいませ。

 

みなさまのお越しを

お待ちしておりまーす!!