国産の料理道具・厨房機器のお店 “つきじ常陸屋” | ブログ
国産の料理道具・厨房機器のお店 “つきじ常陸屋” | 東京・築地にある料理道具店です。家庭用キッチン用品からプロ用品、業務用厨房機器などを取り扱っています。
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4月20日 穀雨と包丁研ぎ

4月20日 穀雨と包丁研ぎ

 こんにちは。

研ぎ師の佐藤です。

穀雨とは、

春の終わりころに降る

穀物の成長を助ける雨のことです。

風も気持ちよく

いい季節になってきました。

.今回は包丁研ぎについてお話します。

私が基本に使う砥石は、250番・600番・1000番・4000番・8000番と

この順で使用します。

砥石は必ず水につけて、泡が出なくなるまで待ちます。

過程で包丁を研ぐ場合は、中砥1000番があれば十分。

 

三日月のような形になってしまった包丁の

研ぎの依頼がくることがあります。

包丁を研ぐ際は、

必ず先端も削らなけばならないのですが、

そうしないで研ぎを繰り返すと、

先端部が大きく残って、

刃の半ば辺りのみが減っていき

三日月の様になってしまいます。

 

先端の尖った形の包丁は

先端を少し削って

形を整えてやらないといけません。

少しずつ短くなっていきますが、

そうすることで、

包丁の元の形のバランスを保つことができます。

 

四角い包丁(菜切包丁・蛸引き

包丁・関東型薄刃包丁など)は、

先端を削る必要がないので

基本的に短くなっていくことはありません。

 

草木が芽生える「晴明」

草木が芽生える「晴明」

 

 

こんにちは。

 

暖かいというより暑い日と、

寒の戻りをくりかえしている

この頃ですね。

天気が目まぐるしく変わるのは

春らしくもあります。

 

さて、二十四節気では4月5日から19日

ごろまで「清明」となります。

清明とは、万物が清らかで

いきいきとした様子をあらわす

「清浄名潔」(せいじょうめいけつ)と

いう言葉を訳した晩春をあらわす

季語です。

 

東京はすでに桜は散ってしまいましたが、

かわりに木々の緑が日に日にこくなって

います。

ツバメが飛来するのも今の季節。

公園や街角であざやかな花を見かける

ことがふえました。

 

 

4月は生活が大きく変わるじきですね。

1人暮らしをはじめるかた、

進学でお弁当がはじまるかたなど

いらっしゃるかと思います。

 

今回は、新生活におすすめな料理道具を

ご紹介したいと思います。

 

 

こちらは快速ピーラー、千切り・ツマ切り

とスライサー。

料理の準備にとても役立ってくれます。

 

 

千切り用のスライサーなら太さが

まちまちになることなく手早く

仕上げられます。

キンピラやサラダの下ごしらえも

あっというま。

 

スライサーはキャベツの千切り、

玉ねぎのスライスが簡単にできます。

今の時期でしたら、

初カツオに新玉ねぎのスライスを

そえるのがいいですね。

 

ピーラーは皮をむくのはもちろんですが、

にんじんはそのままむきづつけ、

オリーブオイル・酢・塩とあえれば

簡単マリネになります。

粒マスタードを加えてもおいしいですよ。

 

 

 

新じゃがの横にある茶色いのは、

常陸屋オリジナルの8の字たわしです。

たわしを真ん中でねじって8の字に

しています。

くびれているので持ちやすく、

野菜の泥をおとすのにもってこい。

ごぼうは栄養をおとしすぎることも

ありません。

 

金具が表にでていないので、

フライパンなど洗うときも

傷つける心配もありません。

 

ミニやスリムなどその他にも

いろいろなたわしを用意しています。

 

 

 

時間のあるときに作り置きをしておけば、

忙しい日のご飯やお弁当の準備も

少し楽になりますよ。

 

ぜひ、便利な道具で料理をラクに楽しく!

 

 

ことしはちょっと寒い「春分の日」

ことしはちょっと寒い「春分の日」

みなさまこんにちは。

今日の東京は冷たい雨が降っていて、

冬にまた戻ったような寒さです。

先週のあたたかさで

桜も開花しはじめたのですが

桜も今日は身震いしているかもしれません。

 

さて、今日3月21日は「春分の日」。

昼と夜の時間の長さが同じになる日で、

9月の秋のお彼岸「秋分の日」から半年がたちました。

 

お墓参りにはあいにくのお天気ですが、

「暑さ寒さも彼岸まで」、

毎年ほんとだなあと実感するのですが、

これからあたたかくなることでしょう。

 

わたしは春分の日が過ぎて、

昼の長さが長くなっていく感じが

とっても好きです。

春の芽吹く感じや、

春の匂い、そして暖かな陽気に

気持ちも上向きになる気がします。

 

菜の花の黄色に心躍りますが、

食べるのもだいすき。

ごまあえにして、いただきました。

あざやかな緑に、お花の黄色、

きれいにゆであがりました。

毎度、盆ざるが水切りにも

活躍しております!

 

常陸屋の人気商品

「片口すりばち」でごまをすりすり。

香りも舌触りもやっぱり

これがいちばん!

 

春の味覚にこころもおなかも

満たされます。

 

春の築地、浅草とも雨にもかかわらず

全国からのお客さまで賑わっています。

 

桜が見ごろを迎えるころには

海外からのお客さまも

さらに増えそうです。

 

春の新生活にも、ギフトにも

よさそうな道具をご用意して、

みなさまのお越しを

お待ちしておりまーす!!

雪解けがはじまる「雨水」

雪解けがはじまる「雨水」

こんにちは。

 

連日冬の五輪を観戦しているせいか、

スキーにスケート、雪、雪、風、

まだまだ冬真っ盛りな気持ちになります。

ですが、暦の上では春を迎えているんです

よね。

 

さて、二十四節気では2月19日から

「雨水(うすい)」となります。

 

降る雪が雨へと変わり、

野山の雪がゆっくり溶けだします。

草木が芽生えるころで、昔から

農作業の準備を始める目安とされて

きたそうです。

 

この時期には桃の節句がありますね。

古くは人形を川や海に流し、心身を

祓い清める習わしがありましたが、

室町時代以降、女子の成長とご縁を願い、

皇族の婚礼のしきたりに従って作られた

ひな飾りを飾るようになりました。

 

おひな様を飾る時期ですが、

桃の節句は水にまつわる行事なので、

雨水、遅くても3月3日の一週間前までに

飾るのがいいそうです。

地方によって違うようですが、

良縁に恵まれると言われているそうです。

片付ける時期は、3月の中旬ごろ

(啓蟄の間)を目安にしまうのが吉と

されています。

 

※啓蟄(けいちつ)は二十四節気で

雨水の次の時期です。

 

ひな祭りを祝う料理には、ちらし寿司や

ハマグリのお吸い物、甘酒などありますね。

 

常陸屋では、ひな祭りを祝うための道具を

ご用意してます。

 

 

こちらは、おいしい酢飯をつくるのに

欠かせない飯台。

適度に水分を吸ってくれるので、

ご飯がべちゃつかず、しっとりとした

状態に保ってくれます。

選ぶ際は具材を混ぜ合わせることも

考慮して、炊くご飯の合よりも

一回り大きいものがいいですよ。

 

 

こちらのレシピには、いろいろなお寿司が

紹介されていておもしろいですよ。

 

雨水は草木が芽生えだすころです。

旬の食材も、フキノトウやウルイ、ウド

などの春の息吹を感じさせるものが

多いですね。

 

スーパーにも春の食材コーナーが

できていましたので、さっそく二品

つくってみました。

 

まずはウドとワカメとタコの酢の物。

ワカメは塩蔵や乾燥など通年でまわって

いますが、生のものは春限定の味覚です。

 

もう一品は菜の花と桜エビと油揚げの

まぜご飯です。

菜の花のほろ苦さがアクセントに。

 

 

いまは四季を問わず食材が手にいれやすい

ですが、この季節でなければ味わえないも

のも楽しみたいですね。