国産の料理道具・厨房機器のお店 “つきじ常陸屋” | 「大雪」と、包丁のはなし
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「大雪」と、包丁のはなし

「大雪」と、包丁のはなし

みなさまこんにちは

12月7日は、二四節気の大雪(たいせつ)です。

山だけではなく平野にも雪が降る季節。

 

わたしは東北出身なので、

もう今の時期には雪が降っていますが、

ここ東京は雪が降らないですね。

 

浅草店で研ぎを担当しているので

年末にかけて、研ぎの依頼が増えてきました。

今回は家庭の包丁の切れ味を

長もちさせる秘訣について、

お話しします。

 

大まかに包丁の切り方は、

押して切るトントンと音をたてて切る方法と、

のこぎりのように引いて切る方法とがあります。

 

包丁の刃は

目には見えないのですが、

ギザギザの状態になっています。

このギザギザ刃が、

トマトなどの柔らかい食材の皮に刺さり、

滑ることなくスーっと切れるのです。

しかしトントンと音をたてて切ったり、

まな板を直接引き切りすると

ギザギザが取れるのが早まります。

それでも、玉ねぎやニンジンなど、

トントンと音をたてて押し切りする食材は

十分に切れます。

 

切れ味をより長く持たせるには、

包丁は二本用意し、

一本は柔らかい食材専用とし

切れなくなったら押し切り用にし、

今まで押し切り用で使っていた包丁を研ぐ

この繰り返しが、包丁の切れ味を持たせるコツです。

 

年の暮れ、おせちの準備も

よく切れる包丁を使って、

気持ちよく新年を迎えたいもの。

12月いっぱいは、月・木曜以外は

浅草店に研ぎ師がおりますので、

13:00~17:00くらいでしたら、

一時間ほどでお渡しできますので、

是非ご利用ください!

混雑時や、和包丁、特殊刃物は

お時間をいただきますので

どうぞご了承くださいませ。

 

みなさまのお越しを

お待ちしておりまーす!!

 

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