7月20日 大暑と包丁研ぎ
こんにちは、常陸屋の研ぎ師です。
毎日暑い日が続きますね。
二十四節気でも7月20日は大暑、
今年の梅雨はいつになく早くあけましたが、
例年なら梅雨明けの時季で
夏の土用もこのころです。
夏の土用は、立秋前の18日間のことを言い、
今年の土用の丑の日は
7月20日と、8月1日の2日あります。
この暑さに負けないように、
ということで元気の出る食べ物の
うなぎを食べる恒例行事は
理にかなっていると思います。
今年はいつになく厳しい暑さですが
みなさまも夏バテしないようにお気を付けくださいませ。
さて、今回は仕上げ砥石のはなしをします。
みなさんは、仕上げ砥石は使われていますか
仕上げ砥石の良い点は
1、刃が強くなる(長持する)。
なぜ刃が強くなるかということですが、
♯1000と♯4000の砥石を比較すると、
♯1000で研いだ刃のギザギザの目は、
♯4000で研いだ刃の目の約4倍荒くなるので、
その分比較的弱くなります。
2、バリ(返り)が取れやすい
♯1000で出たバリ(返り)を♯4000で軽くこすると簡単に取れます。
3、光らせることによりサビにくくなる。
光らせることで、水弾きが良くなり、汚れが付いても分かりやすいので
拭き忘れがなくなり、サビにくくなる。
みなさん、「砥石の砥石」はご存知でしょうか。
砥石は全面を使って研いでも、どうしても真ん中が凹んできます。
凹んだ砥石で包丁を研ぐと、刃の角度が鈍くなります。
そんな時は、砥石の砥石で面を平らにします。
写真は左から♯100砥石の砥石、♯250荒砥石、
♯1000中砥石、♯4000仕上げ砥石
包丁研ぎ、第一・三日曜日は築地店(9:30~14:00)
その他は浅草店で週4~5日で研ぎしています。
お問合せ(浅草03-3841-7300)
気持ちよく切れる包丁で
気持ちよくお料理してくださいね。
みなさまのご利用お待ちしております!
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