国産の料理道具・厨房機器のお店 “つきじ常陸屋” | 4月20日 穀雨と包丁研ぎ
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4月20日 穀雨と包丁研ぎ

4月20日 穀雨と包丁研ぎ

 こんにちは。

研ぎ師の佐藤です。

穀雨とは、

春の終わりころに降る

穀物の成長を助ける雨のことです。

風も気持ちよく

いい季節になってきました。

.今回は包丁研ぎについてお話します。

私が基本に使う砥石は、250番・600番・1000番・4000番・8000番と

この順で使用します。

砥石は必ず水につけて、泡が出なくなるまで待ちます。

過程で包丁を研ぐ場合は、中砥1000番があれば十分。

 

三日月のような形になってしまった包丁の

研ぎの依頼がくることがあります。

包丁を研ぐ際は、

必ず先端も削らなけばならないのですが、

そうしないで研ぎを繰り返すと、

先端部が大きく残って、

刃の半ば辺りのみが減っていき

三日月の様になってしまいます。

 

先端の尖った形の包丁は

先端を少し削って

形を整えてやらないといけません。

少しずつ短くなっていきますが、

そうすることで、

包丁の元の形のバランスを保つことができます。

 

四角い包丁(菜切包丁・蛸引き

包丁・関東型薄刃包丁など)は、

先端を削る必要がないので

基本的に短くなっていくことはありません。

 

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